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べにかブログ

引きこもりがちアラサー主婦が経験談や雑貨紹介など雑感溢れるブログ

父子家庭を経験した私はお弁当を好きになれない

 

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私はお弁当が好きじゃないです。

厳密にいうと、誰かに作ってもらったお弁当が好きです。

ですが、自分がつくるお弁当は好きになれません。

 

 

わたしはもともとお弁当は大好きでした。

それは、作ってもらったお弁当だったからです。

母親に作ってもらったお弁当はいつも何が入っているのだろうというワクワクと、何よりも愛情が込められたお弁当という存在が美味しく感じたからです。

「お弁当が作ってもらえる」というのが当たり前の環境でした。

 

 

ですが、ある時からお弁当という存在は当たり前ではなくなりました。

 

 

母親が亡くなったからです。

 

 

小学校や中学校は基本給食だったので、困るのは運動会などの特別行事でお弁当を持っていかなければならない日でした。

自分でお弁当を作らなければなりません。

父親は作れないの?そう思う方もいるかもしれません。ですが、私の父親は毎日夜勤だったので仕事から帰ってくるのは朝です。

朝帰ってくるのに朝お弁当作るのは不可能です。いつも私が家を出るころに父親は仕事から帰ってきていました。

(でも、もし夜勤じゃなかったとしてもお弁当を作ってくれるとは考えにくいですね。自分で作りなさいと言われそうw)

 

 

私は自分でお弁当を作るしかありませんでした。

 

 

高校では基本お弁当でした。学食もありましたがお金はかかるし、友達はみんな基本お弁当でした。だから必然的に毎日お弁当を作らなければなりません。 

朝起きて、お弁当を作って、朝ごはんを準備して食べて、身支度を済ませて学校へ向かいます。

 

 

このルーティンが私にはとても難しかったです。

周りの友達はこんな生活なんてしてなかったから、余計に辛く感じました。

みんな、作ってもらったお弁当を持ってくるだけだから。

たくさんのおかず、愛情溢れた友達のお弁当を毎日目にするのは本当に嫌でした。どうしようもないことだと割り切ろうとしても、お弁当があるのが当たり前だと思っている友達を見ているとやり切れない気持ちと虚しさでいっぱいになります。

私はそんなお弁当には到底及ばないけれど、できるもの、あるものを詰めて持っていきました。冷凍食品は本当にあって良かった。冷凍食品は良くないとか手作りじゃないとだめとかそんなことを言う人もいるかと思いますが、私には必要なものなので本当に感謝しています。

私は声を大にして言いたい。生み出してくれた人ありがとうございます……!

 

 

お弁当を作らなければ、頑張らないと…!という意気込みで、はじめは冷凍食品を駆使しながらもお弁当を作ることを頑張っていたのですが、だんだんと出来なくなってきました。

想像以上にしんどい……

朝は親がいないので、自分で起きて、お弁当を作り、朝ごはんを準備して、身支度をする。

みんなはそうじゃない。なんで私はこんなに何でも自分でやらなくちゃいけないんだろう……という気持ちがどんどん強くなって、お弁当を作る気力が完全に失せてしまいました。

 

お弁当があるというのは「当たり前」ではありません。

 

もちろん、みんながみんな全部親にやってもらっているわけではないですし、仕方がないことだと分かってはいます。

分かっていても、それを受け入れることができないのです。

当時の精神状態は本当にひどかったなと思います。

 

 

お弁当を作れなくなってからは、毎日おにぎりだけ握って持っていきました。どうしても時間がない時は買い弁です。コンビニでパンやおにぎりを買って持っていきました。

 

私には無理だ、おにぎりでいいや、買い弁でいいや。

私には作ってくれる人がいないし、みんなのお弁当に張り合っても仕方ない。自分でハードルを下げてやり過ごしていました。

今思えば、自分で作るからこそ凝ったお弁当やみんなにすごいと思われるようなお弁当を作って持って行けばよかったなと思ったりします。自分はここまでしかできないと決めつけてハードルを下げるのはもったいないことをしてたのかなと後悔もあります。

これは今だからそう思えるのかもしれませんが。 

 

 

その経験から、

私が好きだったのは作ってもらったお弁当だったんだと気付きました。

 

 

 

お弁当は義務ではないです。

無理ならどんどん楽してください。

もし少しでも調子が良いな感じたときは手の込んだお弁当を作ってみても良いかもしれません。完成した時の達成感と満足感が自分の心を満たしてくれるでしょう。また挑戦してみようと思えるかもしれません。

私は今そうやってお弁当と向き合っています。

自分が作ったお弁当も好きと言える日が来ることを信じて。